どうも!今回は前回に引き続き何故ポケモンカードゲームは大ブームを引き起こしたのか?について私見を述べていきたいと思います。
今回はカードゲーマー編です。他の種類のカードゲームをプレイしているが、ポケモンカードゲームをやっていなかった人をここでは対象としています。
まず前提として前回の一般人編の3つの要因はカードゲーマーにも当てはまります。しかし、他のカードゲームをしている人々です。カードゲームをプレイしている人はお金、時間をそのカードに捧げています笑 よって、新しいカードに触れるためには、面白そうだからだけではだめです。そのカードゲームにポケカはいくつかの側面で勝たなければなりませんでした。よって、この人々を動かすためには、前回の要因のみではだめだと考えています。
まず第一に、他のカードゲームの環境が良くなかったこと。
2018年夏、カードゲーム業界は回復傾向でした。では何故、良くなかったのか?答えは前年度のダメージが大き過ぎたからです。2017年、遊戯王のリンク召喚が生まれました。今までのカードを召喚するのは新しく販売するリンクモンスターを出してからじゃないと展開できないよ!と言うものです。情報だけると今までのカードの否定だったので多くの批判を浴び、遊戯王の引退者を多く出すことになりました。実際シングル価格が大きく下落し、遊戯王取扱店の中では閉店したお店もありました。このような状況で回復したとしても以前ほどの勢いがなかったことも事実です。そして、同じ2017年、デュエルマスターズも大きくシリーズが変化しました。ジョーカーズの誕生です。ジョーカーズは主人公が落書きして作ったカードという設定なのでイラストが子供向けになりました。また、ドラゴンが滅亡した世界が舞台になりました。(2018年にドラゴンは戻ってきますが・・・)かっこいいイラストの代表であるドラゴンが出てこなくなったのです。そりゃ人気がなくなります。また、主人公が交代したため、酷くカードパワーが落ちました笑 最初の弾のバニラ(能力を持たないモンスターのこと)の多いこと・・・このような要因から遊戯王ほどではないですが明らかに売り上げが落ちました。2018年にデュエマの人気は戻ってきていましたが、子供の絵のジョーカーズがループするデッキが流行っており、環境はあまりよくありませんでした。(好きな人もいたとは思いますが、自分はあまり好きではなかったです笑)また、2018年春にヴァンガードの初めてのスタン落ちが行われました。これらの要因によって、他のカードゲームから離れ、新しいカードゲームを探しているカードゲーマーが増加している環境でした。
次に、品薄によりポケモンカードのシングル価値が担保されていたことです。
カードゲーマーは、カードという紙をただの紙としては見ていません。資産としてみています。カードに価値がある程度あるからこそパックを買って安くで高額カードを手に入れようとするのです。当時、ブームが来たためポケモンカードは普通には買えなくなっていました。転売が起こり、カードが出回らないため、需要が非常に高まっていました。これによりシングル価格もうなぎ上りです笑 シロナ2000円、グズマ2000円、カプテテフGX5000円が当時の相場。これがカードゲーマーを動かした大きな要因だと思っています。カードゲーマーは一般の人よりも、カードの値がどのように動くか予想が付きます。パックで買ってある程度売れば元が取れることが分かっていました。これにより、とりあえずポケカを始めて、要らなければ売ればいいやと言う感覚の人もいたでしょう。利益を出そうとして買い、はまった人もいました。奇跡的な品薄状態が資産価値を担保したことこそ、他のカードゲーマーの多くを参入させた一番の理由だと考えています。
上記の二点がカードゲーマーをポケモンカードに引き込んだ大きな要因です。いくつもの偶然がこの現象を巻き起こしたのです。本当に奇跡的なブームだったと思います笑
このブームのおかげでポケモンカードを扱うカードショップ増えました。多くのショップが扱うということは、多くの人の目にも触れることになりますし、カード価値の担保にも大きく影響します。よって、この奇跡的なブームによって、大きな市場形成が出来たことこそポケモンカードにとって大きなプラスでしょう。
これから、新シリーズが始まります。大きなブームの後のスタン落ちがそろそろあるでしょう。ここがまた大きなポケモンカードの転機になると思います。どのように新シリーズ展開を進めていくのか、しっかりとみていきたいと思います。
今回はここまでです。最後まで読んでいただきありがとうございました!